鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、主に鉄不足が原因で起こる貧血です。
鉄の多い食品を効率よく摂ることで予防・改善することができます。


鉄欠乏性貧血の症状

ヘモグロビンの減少

貧血とは、赤血球に含まれるヘモグロビンの量が少なくなった状態です。

ヘモグロビンは体中に酸素を供給する働きを担っています。

ヘモグロビンによって体の隅々まで酸素が運搬され、活動のためのエネルギーが産生されます。

鉄はこのヘモグロビンの構成成分です。

鉄が不足するとヘモグロビンが減少し、各臓器は酸素が不足して機能が低下し、様々な症状が現れます。

貧血の症状としては、だるい、寒気、動悸、息切れ呼吸困難感、耳鳴り、めまい、食欲不振、疲れやすい、吐き気、顔色が悪い、眼や口の粘膜が白くなる、爪が平たくなったりスプーン状になるなどがあります。



鉄欠乏性貧血の要因・原因

食生活の偏りによる鉄不足

貧血で最も多いのは、鉄不足による鉄欠乏性貧血です。

ダイエットなどで食事の量が少なくなったり、偏食など栄養バランスの偏った食事を続けていると、体内の鉄が欠乏し、貧血を起こします。

鉄欠乏性貧血は女性に多く、30代女性では5人に1人が鉄欠乏性貧血であるといわれています。

月経時の出血によって、男性よりも多くの鉄を必要としているからです。

成長期、生理の開始が重なる思春期、妊娠時は、特に鉄の需要が増えるので、貧血になりやすくなります。

男性でも、潰瘍性大腸炎や悪性腫瘍、痔など慢性的な出血によって鉄欠乏性貧血になることがあります。

貧血の種類

貧血には、鉄欠乏性貧血のほか、骨髄の造血機能に異常が生じる「再生不良性貧血」、ビタミンB12や葉酸が欠乏して赤血球になる前段階の赤芽球が成熟できなくなる「巨赤芽球性貧血(悪性貧血)」、赤血球が普通より早く壊されて不足する「溶血性貧血」があります。


血色素(ヘモグロビン)低値者の割合

国民栄養調査では、血色素(ヘモグロビン)の低値者(血液1dl当たり男性14g、女性12g未満)は、女性が圧倒的に多く、20~30代男性が20人に1人に対して20代女性は7.6人に1人、30代女性では5人に1人となっています。



鉄欠乏性貧血の関連ページ