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腎臓は人体の泌尿器系の重要な器官の一つです。
腎機能を維持するには、適量・適塩でバランスのとれた食生活と共にストレスや疲労がたまらないように注意することが大切です。
腎臓の働きは、塩分や有害物質、血液からの老廃物や余分な水分など、体の中の不必要な物質を濾過し、尿と共に排泄することです。
体の水分量を一定に保ったり、体液に必要な成分を再吸収したり、血圧を正常に保つホルモンを分泌するなど体液の恒常性の維持機能も担っています。
腎機能が低下すると、タンパク質が吸収されないまま、尿に排泄されてしまいます。
この腎性タンパク尿が続くと、血液中のタンパク質が減少し、栄養障害が起こります。
また、余分な塩分が体内に残り、高血圧やむくみを生じます。
しかも、腎臓は自覚症状が現れにくいのが特徴で、症状が現れるころには、腎機能が低下している場合が多いので、注意が必要です。
腎臓の機能が低下する代表的な病気が腎炎とネフローゼ症候群です。
腎炎には、急性と慢性があり、急性腎炎は、風邪などの感染症にかかったときに侵入した細菌やウイルスによって起こります。
腎機能が圧倒的なダメージを受ける前に症状が出てくるので、すぐに治療をすると殆ど完治します。
しかし、慢性化する場合も少なくありません。
慢性腎炎になって放っておくと、腎機能が著しく低下する恐れがあり、最終的に人工透析治療が必要になる腎機能疾患に陥る場合もあります。
ネフローゼ症候群は、原因がよくわかっていませんが、急性腎炎が慢性化することで引き起こされる場合もあります。
感染症は、栄養の偏った食事やストレス、疲労などが積み重なって、体の免疫力が低下することでかかりやすくなります。
血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの生活習慣病も腎機能を低下させます。
なかでも、糖尿病の3大合併症の1つに糖尿病性腎症があります。
毎日の生活習慣は、見えないところでも積み重なり、健康に大きく影響を与えています。
腎臓病の症状の一つにむくみがあげられます。
体の細胞に余分な水分や電解質がたまるのが原因ですが、最初に目の周囲に現れ、進行するにつれ手足に拡大していきます。
指先で推して離すと、くぼみがしばらく元に戻らなければむくみで、戻れば肥満が考えられます。