脳血管性認知症(痴呆症)

認知症(痴呆)の対策は健康長寿をまっとうするうえで大きな課題です。食生活を改善し動脈硬化や脳血管障害を防ぐことが大切です。


脳血管性認知症の症状

脳の精神機能障害

認知症(痴呆)とは、脳や身体に障害が起こったことを原因として、認知・記憶・判断・言語・感情・性格などの精神機能が低下し、普段の社会生活に支障をきたす状態のことです。

高齢者の認知症は年々増加傾向にあり、現在その患者数100万人以上ともいわれています。

認知症には、変性性認知症(アルツハイマー型)と血管性認知症(脳血管性)の2つがあり、約2/3が脳血管性です。

脳の血管が詰まったり破れたりして血行が途絶え、酸素や栄養が脳に行き渡らなくなるため障害が起こります。

最初は記憶力の低下、頭痛、めまい、耳鳴り、しびれから始まり、次第に進行していきます。

初期には物忘れの自覚があり、それを悩んで抑うつになりがちです。
ささいなことで怒ったり涙もろくなったり不眠などの症状もみられます。

経過時間とともに、記憶障害や見当識障害(時間・場所・人物の失見当)、認知機能障害(計算能力の低下・判断力低下失語・失認・失行・実行機能障害)など症状が進行することが多く見られます。

ダメージを受けた場所によって、手足のマヒや食べ物を飲み込みにくいといった運動機能障害、言語障害や言語障害も伴います。



脳血管性認知症の要因・原因

長年に及ぶ悪い生活食習慣

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因で起こります。

脳の血管が詰まったり敗れたりすることで血行が途絶えてしまい酸素や栄養が届かなくなるのです。

脳梗塞や脳出血の原因となる生活習慣病は食事と深い関係があります。

過度の飲酒、喫煙、甘いもの、動物性脂肪、塩分の摂り過ぎは、身体に様々な悪影響を与えます。

高血圧糖尿病脂質異常症動脈硬化などは脳梗塞や脳出血の原因となり、つまりは脳血管性認知症の原因でもあるわけです。

また、骨折や怪我で寝たきりになると運動や生活全般から受ける脳への刺激が少なくなるため、認知症(痴呆)が進む危険性が高まります。

家に引きこもってばかりいてはよくありません。

生活習慣病の予防と共に、日頃から脳を活性化しておくことが重要です。

認知症と笑い

笑いは、気分を高揚させるだけでなく、脳の血液循環を促進し、認知症を遠ざけるといわれています。

また、がん細胞やウイルスを攻撃したり、免疫力を高める働きをするNK細胞が増えることがわかっています。

笑うことは、心と体を若く保つ、立派な健康法の一つです。



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