脳内出血

脳内出血は、脳の血管が破れて出血し、脳細胞がダメージを受ける病気です。


脳内出血の原因

脳内出血の大部分は高血圧が原因です。

心臓から送り出された血液が動脈の壁に与える圧力が血圧で、その力は水を2メートルの高さに噴き上げるほどだと言われています。

血管は本来強いものですが、高血圧が長く続くと血管の壁が次第にもろくなってきます。
年齢とともに動脈硬化が進み、血管の壁の内側が押されて壊れコブのように膨れてきます。

このコブを動脈瘤と言い、血管の分岐点やヘアピンカーブなど圧力のかかるところによくできます。

やがてそれが風船のようにパチンとはじけて、血液が噴き出すのが脳内出血です。



脳内出血の症状、治療

出血が少ない場合は、片側の手足が痺れたり、ろれつが回らなくなったり、頭が重いといった程度の症状ですむことがあります。

この場合は、脳の画像診断を行い、出血の場所、大きさ、状況によって血圧を下げ、脳のむくみを抑える薬を中心とした内科的治療が選択されることもあります。

しかし、出血が多くなると脳がむくんで頭蓋骨の中の圧力が高まり、脳が圧迫されて危険な状態になります。
その場合は、脳内出血でできた血の塊を取り除く緊急手術が行われます。

近年では、マイクロサージャリーといわれる手術用顕微鏡を使った医療技術やMRIなどの画像検査機器の進歩によって、以前では手がつけられなかった状態の患者さんも救命できるようになりました。
しかし重い後遺症で苦しむ患者さんは少なくありません。

脳の水道管が破裂する前に、もろくなったり水アカが一杯たまったような状態になり、血液が通りにくくなった血管を点検してもらい、早めに対処することが重要です。

脳内出血は、脳の内部で細かく枝分かれしている細い血管が破れて出血した状態です。
締め切った建物の中で水道管が破裂して、中が水浸しになるのと同じように、出血が多くなると脳がむくんで頭蓋骨の中の圧力が高まり、脳が圧迫されて危険な状態になります。

脳内出血が起きやすい場所

高血圧性の脳内出血がもっとも起きやすい場所は、大脳の被殻(ひかく)と呼ばれる場所からの出血(40%)と視床と呼ばれる場所からの出血(35%)です。
この2つで3/4を占めます。

ほかには、皮質下出血が10%、中脳と延髄の間にある橋(きょう)と呼ばれる部分からの出血が5%、小脳出血が5%、その他の部分が5%くらいと言われています。



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