消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)

強力な胃酸の作用から胃腸の粘膜を守るには、暴飲暴食を慎み1日3食規則正しい食生活習慣を守り続けることが大切です。


消化性潰瘍の症状

胃酸と粘液の関係

胃・十二指腸潰瘍とは、内壁の一部がただれて出血したり、傷ついてえぐれる病気です。

胃や十二指腸は、つねに胃酸など強いタンパク質分解作用を持った消化液にさらされていますが、不思議なことに臓器自身を消化されません。

この自己消化をブロックしているのが粘膜や粘液などです。

しかし、飲酒、喫煙、塩分の摂り過ぎなど、様々な理由から胃の粘膜や粘液を中和する働きに異常が起こると、消化液の攻撃作用を守りきれず、潰瘍が発症します。

胃・十二指腸潰瘍は、粘膜の防御作用と消化液の攻撃作用の均衡が崩れることから引き起こさられます。

一旦バランスが崩れると、粘液が薄くなり、胃壁に潰瘍ができ、ひどい時には穴が開くことさえあります。



消化性潰瘍の要因・原因

過度なストレス

胃酸の攻撃と粘液の防御バランスが崩れる要因には、まず第一にストレスがあげられます。

ストレスを受けると血管が収縮して狭くなり、血液の流れが悪くなり、粘液が十分に供給されなくなります。

すると粘液や粘膜の防御機能が低下し、潰瘍が出来易い状態になります。

過度のストレスは消化液の分泌を促す作用もあるため、胃酸過多となり、胃の粘膜を傷つけます。

ピロリ菌と食生活の乱れ

近年になって、ヘリコバクター・ピロリという細菌が胃・十二指腸潰瘍の原因の1つであることが認識されるようにました。

本来は強酸性の胃の中に住めないはずでしたが、ピロリ菌は自ら消化液を中和する物質を創りだして、胃の中に住み着きます。

食生活の乱れも潰瘍ができる大きな原因の1つです。

空腹で胃がからっぽの状態でも、消化液は分泌されています。

このため、食事と食事との間の時間が空き過ぎると、胃が直接消化液にさらされ、粘膜の負担は大きくなります。

朝食を抜いたり、昼食を食べたきり深夜まで食事をしないなど食生活が乱れている人は、潰瘍の発症リスクが高まります。

ピロリ菌

正式名は、ヘリコバクター・ピロリといいます。
ピロリとは、胃の幽門部を指し、そこから多く見つかることに由来しています。

40歳以上の約70%が感染しているといわれ、胃・十二指腸潰瘍や胃がんに関与しています。

お茶やココアなど、ポリフェノール類が抑制効果を持つという報告もあります。



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