検査の種類と目的

医療施設では、さまざまな検査が行われています。
検査を受ける目的で分類すると、主に3つに大別できます。

  1. 身体の異常を調べる検査
  2. 病気の診断をするための検査
  3. 治療中・治療後に行う検査

身体の異常を調べる検査

病気には、それぞれに特有の自覚症状がありますが、発病の初期から自覚症状が伴うとは限りません。

特に高血圧脂質異常症糖尿病などの生活習慣病は、それ自体ではほとんど症状がないか、ある程度進行して、はじめて自覚症状が現われてきます。

また、死亡原因として特筆されるがんの場合も、ほとんどの場合、発病初期には自覚症状がありません。

これらの病気は、治療開始が早ければ早いほど治療成績がよくなります。
つまり、発病後の早期発見が極めて重要な意味をもっています。
さらに、発病前にその兆候をとらえることも大切です。

職場や地域、学校で定期的に実施されている健康診断は、このような目的で行われています。
つまり、自覚症状の有無に関係なく、静かに進行し始めてい病気を、早い段階で見つけ出すための検査です。

また、全身や脳などを集中的に調べる人間ドックも、同じ目的で行われています。

これらの検査は、スクリーニング検査と呼ばれます。
スクリーニングとは、「ふるいにかける」という意味です。
比較的簡単な手法で実施する検査が中心で、身体への負担も、極めて小さいものばかりです。

近年は検査精度が上がり、病気を発見できる確率が高くなっていますが、それでも病気を100%発見できるとは言えませんが、定期的に受信する、あるいは身体全体や臓器の一部を重点的に調べてみることは、おおいに意義のあることと言えるでしょう。



病気の診断をするための検査

スクリーニング検査で異常が見つかっても多くの場合、それだけで診断がつくということはありません。
さらに詳しく調べ、本当に異常があるかどうかや、身体の異常の正体を突き止めて、病気の診断をするための検査を実施することになります。
この目的で行われる検査を「二次検査」または「精密検査」と呼んでいます。

ケースにもよりますが、一度の二次検査で診断できないときは、視点をさらに絞り込んだ検査項目が追加されることも少なくありません。
これは診断がつくまで実施されます。
これらの検査により、病気の治療方針が決定されます。

治療中・治療後に行う検査

病気の診断が済み、治療を行っている人に対して、検査が行われることも、よくあります。
これは、治療の経過や成果を確認するために行うものです。
これにより、仮に期待どおりの治療経過をたどっていないようなら、より適切な治療方針に変更することになります。

病気の種類によって、合併症の心配を伴うケースがあり、そのチェックのために検査が行われることもあります。

さらに、治療終了後に検査を行うこともあります。
がんの治療後に行われるケースがその典型で、それにより病気の再発はないかなどを確認します。



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