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動脈硬化は血管の老化、なってしまうと元の状態には戻りません。
進行をストップさせる食習慣が大切です。
動脈は、新鮮な血液を体全体に運ぶパイプライン役です。
子どもの動脈はゴムのように弾力性があり、透明度も高いのですが、中高年になるにつれ弾力性も透明度も低下していきます。
そして古いゴムホースのように、内側にコレステロールなどの脂質がたまって狭くなり、ついには硬くひび割れ、もろくなってしまいます。
これが動脈硬化で、これによって引き起こされる様々な病態を動脈硬化症といいます。
40歳以上では殆どの人が動脈硬化を起こしているといわれています。
初期には自覚症状がありませんが、進行すると、物忘れやめまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れなどが現れます。
脳や心臓、腎臓など血管が集中している部分に起こりやすく、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの要因につながります。
加齢現象と考えられていた動脈硬化ですが、長年の研究から動脈硬化を引き起こす危険因子がわかってきました。
それが、内臓脂肪型肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症(痛風)、喫煙、ストレス、運動不足などです。
特に、内臓脂肪型肥満(ウエスト周囲径が男性85cm以上、女性90cm以上)に加え、高血圧、脂質異常症、糖尿病のうち2つ以上で診断基準を超えている場合(メタボリックシンドローム)、動脈硬化へのリスクが高く、治療が必要です。
また、高血圧、脂質異常症、喫煙は、動脈硬化の3大危険因子と呼ばれています。
こうした危険因子が重なれば重なるほど、動脈硬化の危険性が高まります。
欧米では高脂血症によるものが多く、日本では高血圧によるものが多いのが特徴です。
高血圧は塩分の摂り過ぎ、脂質異常症は動物性脂肪の摂り過ぎなど、動脈硬化の危険因子の多くは食生活との関係が深いです。
従って、動脈硬化は毎日の食生活を改善するだけで予防することができます。
危険因子が何かを把握したうえで、例えば、高血圧なら塩分を減らす、脂質異常症なら動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を控えるなど、それぞれの実態に合わせて食事などを見直していくことが重要です。
ストレスによって動脈硬化になりやすいのが「タイプA」とか「A型人間」と呼ばれるタイプの人です。
責任感が強く、几帳面で、常に何かをしていないと落ち着かず、イライラしてストレスがたまりやすのが特徴です。
自分に合ったリラックス法を見つけ、上手にストレス解消することが動脈硬化予防にとって重要です。